石が生み出す迫力の建築物

徒然日記

こんにちは。新潟県小千谷市の高見石材です。1月も半分を過ぎましたね。

明治以降、国会議事堂に代表されるようにランドマークとなる建物には石、それも日本の風土でも耐えられる花崗岩が多く使われてきました。今回は、新しい年のはじまりに、力強さを感じられる石の建築物の話をしたいと思います。

平成に建てられた石の建物でよく知られているものと言えば、東京都庁ではないでしょうか。平成2年に完成した当時はサンシャイン60を抜いて日本一の高さとなり、東京の観光名所の一つとして、令和野現在でも人気があります。高さ243メートルに及ぶ外壁にはスペインやポルトガル産の花崗岩が使われました。石の色の違いで表現された直線的で緻密なパターンについて、設計者の故・丹下健三氏は「コンピュータチップ」を表現したとコメントしました。

そして、時代は令和。2020年8月には埼玉県所沢市に隈研吾氏」『角川武蔵野ミュージアム』がオープンしました。高さ30メートルの建物の外壁には、1200トンもの中国産の花崗岩が使われています。表面の凹凸を残した「割肌仕上げ」を採用し力強さを演出。61面体の建物は武蔵野の土地から湧き出てくるマグマをイメージし大地からそそり立つ巨大な岩のような建物です。

垂直に伸びる直線で構成された都庁と、多面体で自然物のようなミュージアム。異なる二つの建築には、それぞれの時代の空気感が表れているようです。石の使い方によって大きく印象が変わることにも驚かされます。そんな石の魅力を感じられる建物が増えていくと石屋としても嬉しいですね。

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