梅雨を味わうための言葉

徒然日記

こんにちは。高見石材小千谷店です。

不安なニュースばかりのこの頃ですが、自然は変わらず四季折々の変化を見せてくれます。もう少しすると早くも梅雨がやってきます。『じめじめして嫌…』なんて声も聞こえてきそうですが、『恵みの雨』とも言われるように、私たちの生活には雨、そして水はなくてはならないものです。

422語もの雨の名前を紹介している、その名も『雨の名前』(小学館)という本を広げてみました。そこには、梅雨の前に降る雨につけられた『迎梅雨(げいばいう)』に始まり、梅雨時の『梅子雨(ばいしう)』、梅雨明けに降る『送梅雨(そうばいう)』に至るまで10以上の雨の名前が並んでいました。中には、今の時代にはそぐわない名付けですが、『男梅雨』『女梅雨』というものや、木々の葉を青々と鮮やかに見せる『青梅雨』など、この時期の雨の特徴が細かく細分化されていて、先人たちの雨に対する感性の鋭さに驚かされます。

梅雨の後、旧暦の七夕に降る雨『酒涙雨(さいるいう)』や『猫毛雨(ねこんけあめ)』といったユニークな名前もありました。何かと残念な象徴に重ねられる雨ですがここは気持ち次第。自分なりに雨に命名してみるのも、梅雨の時間を楽しく過ごす方法かもしれませんね。

世間の状況が良くなって心置きなく外出できるようになったら、夏の爽やかな青空の下、ごぶさたしていたお墓参りに行きましょう。季節の移り変わりが毎年やってくるように、お墓も家族が笑顔でお参りにこられるのを、同じ場所でいつも待っています。

 

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