石碑が伝える疫病の終息

徒然日記

こんにちは。新潟県小千谷市の高見石材です。早いもので12月。さすがに寒くはなりましたが、季節外れなほど暖かい日もあります。気温差で体調を崩さないようにしたいものです。

新型コロナウイルス感染症も5類に移行し、人々の生活にいつもの日常が戻ってきました。

今もまだしっかり終息したとは言えない状況ですが、その昔、世界中で猛威をふるった幾多の感染症も終息していったように、新型コロナウイルスもきっとその時を迎えることでしょう。

世界各地にはそういった疫病の流行について記された石碑が多く建てられています。

例えば、日本の例では、江戸時代の文政5(1822)年、日本で最初にコレラが流行し、明治時代には数年ごとに大流行を繰り返し、明治時代の45年間の死者は全国で約37万人にも上ったと言われています。全国各地で流行したことから、供養碑も全国各地に建てられています。

埼玉県越谷市の安国寺には、江戸時代の安政6(1822)年建立のコレラ供養碑があり、当時の様子を碑文に残して、亡くなった人を供養しています。

また、ヨーロッパ各地にはペスト終息の記念碑があります。

有名なのが1694年に建てられたオーストリア・ウィーンの『ペスト記念柱』です。この記念柱はペストの終息とオスマン軍との戦いに勝利したことを記念して、皇帝レオポルト1世が建立しました。大理石製で上部にはキリスト教の三位一体像が輝き、擬人化されたペストを天使が退治しているシーンも。

日本の石碑とは意味が異なりかなりゴージャスですが、ペスト終息の証を今に伝えています。

 

このコロナ禍で疫病退散の妖怪として注目を集めたのが『アマビエ』。早く終息するようにとの願いを込めて、アマビエの石像があちこちに建てられました。

これまで数々の疫病を乗り越えてきたように、このコロナが終息を迎えた時にも供養の碑が建てられるかもしれません。アマビエの石像と共に後世に伝えていってくれるでしょう。

 

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