お釈迦様が見守っている⁉「大丈夫」

徒然日記

こんにちは。新潟県小千谷市の高見石材です。小千谷市も雪が降り、あたり一面真っ白な世界に変わりました。寒さも一段と厳しくなりますので、年末に向けて体調管理に気を付けたいですね。

 

さて、日常の様々な場所で聞く「大丈夫」という言葉。現在では「あぶなげない」ことや、「間違いがない状態」「問題がない状態」という意味でよく使われています。濁音が3つも含まれていて、力強い響きに安心感を抱きます。「大丈夫!なんとかなるよ。」と相手を励ましたり、自分を奮い立たせたりする場面にもよく使われていますよね。

この「大丈夫」という言葉は、もとは中国の言葉です。「丈」とはもともと1メートル80センチという成人男性の身長を基準にした身体尺でした。「夫」は「おっと」という意味でなく「男性」という意味で、「丈夫」とは「一人前の男性」を表していました。その中でも強くて立派な人に「大」をつけて「立派な男子」を表すようになりました。そこからそのような立派な人が近くにいてくれれば安心だということから現在の「大丈夫」という意味に転じたそうです。

また、この「偉大な人、立派な人、しっかりした人」という意味を持つ言葉が仏教に取り入れられ、仏教用語では「大丈夫」は「お釈迦様」の別名としても使われるようになりました。

意味を知ると、「大丈夫!!」と使うたびに、お釈迦様が見守ってくれているような気がしてきます。

折しも、年明けには入学試験シーズンの到来です。受験生の皆さんにも、「大丈夫!!」とあらためて送ってあげたいですね。

 

関連記事