思いを伝える石文(いしぶみ)の話

徒然日記

こんにちは。高見石材小千谷店です。

今日から仕事始めの会社も多いのではないでしょうか?

お正月、どのように過ごされましたか?私は年末に南魚沼市の八海山尊神社へ幸先詣に行かせていただき、家事と除雪に徹した正月でした。雪もけっこう降り積りました。

2022年も、お墓や石の事だけでなく皆様のお墓の維持管理に役立つような情報など盛りだくさんで情報発信してまいります。どうぞお付き合いくださいませ。よろしくお願い致します(^^)

 

突然ですが、1月23日は何の日かご存知でしょうか?

1月23日は1(いい)23(ふみ)、略して『E文』の語呂合わせから『電子メールの日』とされているそうです。新年のあいさつといえば年賀状ですが、今や若い方を中心に電子メールやSNSを使う人も増えています。手段は変わっても、感謝や気遣いの気持ちを文字にのせて伝えることには変わりはありません。

では、人が文字を知らなかった時代はどうやって遠く離れた相手に気持ちを伝えていたのでしょうか?

作家・向田邦子さんはエッセイで、古代の人が自分の思いを伝えるために用いたとされる石の手紙『石文(いしぶみ)』について書かれています。

『男は自分の気持ちにピッタリの石を探して旅人にことづける。受け取った女は目を閉じて掌に石を包み込む。尖った石だと、病気か気持ちがすさんでいるのかと心がふさぎ、丸いスベスベした石だと息災だな、と安心した』(『男どき女どき』収録「無口な手紙」より)

古代の人が石に自分の思いを託し、また石から相手の思いを感じとることができたのは、石には長い年月をかけて自然に作り出した、唯一無二の表情があるからではないでしょうか。

同じようにお墓を前にすると、遠いご先祖様や、忘れられない故人を思って手を合わせたくなるのは、石が゛言葉を越えた何か”を伝える力を持っているからかもしれませんね。

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