嘘をついたら舌を抜かれる⁉閻魔大王はどんな存在?

徒然日記

こんにちは。新潟県小千谷市の高見石材です。6月に入りました。関東では今日にも梅雨入りかもしれないとのこと。小千谷も今日は湿気の多い一日でした。

今回は閻魔大王のお話を少し。

 

『閻魔様に舌を抜かれるからね!』小さい頃、嘘をついたり悪さをしたりするとこんな事を言われた経験がある人は多いのではないでしょうか?子供心に、閻魔様はとっても怖い存在でしたが、いったいどんな方なのでしょうか?

仏教では、死後49日が経つと六道(天道・人道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄)のいずれかに生まれ変わるとされています。この行き先を決めるための審判は、初七日を第1回目とし、一週間ごとに十人の王(十王)によって行われます。閻魔大王はその中で最高位の存在で、57日(死後35日)に登場します

閻魔大王の審判は、不思議な鏡で悪い行いを映し出すので、言い逃れはできないといわれています。ちなみに49日の後にも百か日、一周忌、三回忌と審判が続き、善行をしたり、子孫により追善供養がされたりした場合は地獄行きを免れる場合もあるとか。子孫の行いが審判に影響するとは驚きですね。これも生前の行いが反映されているという事でしょうか。

また、十王には本地仏といい、本来の姿とされる仏や菩薩があると言われています。閻魔大王の本地仏はなんと地蔵菩薩。怖い顔の裏に私たちを教え導いてくれる優しさが隠されていると思うと、そんなに恐れることはないのかもしれませんね。

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