灯篭 ~壊れにくくするための工夫~

お墓のこと

こんにちは。新潟県小千谷市の高見石材です。暑かったり寒かったり、体調管理が難しい季節です。

さて本日『灯篭』が入荷しました。

これは角置灯篭という種類の灯篭で、高さ2尺5寸(約75cm)というサイズになります。少し大きめサイズですね。

 

従来の灯篭というと地震や雪で壊れやすいので、大きな地震を経験した小千谷近郊では最近はあまり設置されなくなりました。ただ、やはりお盆の13日の夜のお墓詣りでは、やはり灯篭に火をともしてご先祖様をお迎えしたいというお客様もたくさんいらっしゃいます。

そもそもなぜ灯篭が壊れやすかったかというと、火袋と呼ばれる穴の開いたパーツ(ろうそくを入れる場所)の構造自体がとても華奢であることに問題がありました。

下の写真(手書きでごめんなさい)を見てもらえればわかるのですが、従来のものは四角の石の上と下がくりぬかれていて、接着剤の塗布面積が非常に狭かったのです。これは穴の空間を大きくするためや、加工上の都合なのですが、接着剤の塗布面積が少ないので、接着剤の効果もあまり得られない状態です。大雪の年や地震で容易に取れてしまいます。

そこで私たちは上下をくりぬかず、接着剤の塗布面積を広く取る設計の灯篭をお勧めしています。(下の写真のような)ボンドをしっかりと使用して接着できるので、従来の形よりも丈夫です(^-^)

たしかに穴の空間が少し狭いのですが、近年、ろうそくの種類が豊富になり、平らな長時間使える『キャンドル』や、燃焼時間の短い小さなろうそくを使えば、特に問題なく使用できます。風で火が消えるのが心配なお客様は、キャンドルホルダーをご利用いただければ火も消えずに安心ですよ。

気になる方はお気軽に小千谷店までお問合せください(^-^)

 

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