墓じまいで出る廃材の処理の仕方を紹介します

お墓のこと 石仕事

こんにちは。新潟県小千谷市の高見石材です。

ゴールデンウィークも終わり、日常が戻ってきた人が多いのではないでしょうか?連休明け、気温の寒暖差が大きい日が続きますね。体調管理には気を付けましょう。

 

さて、新潟県は5月6月は気候が比較的安定しているため、お墓の工事をする人が多いのですが、この連休明けは『墓じまい』の日にち指定のご予約を多く承っております。

なぜ日にちを指定するのかといいますと、遠くにお住いのお客様が自ら先祖様のご遺骨を拾うためです。皆、墓じまいをする理由は様々ですが『 最後だから 』と、遠くからお越しいただくことも最近は多いです。コロナが5類に移行して行動が自由になってきたこともあるのかもしれません。ご先祖様を大切に思っている人がとても多く、そんな気持ちに寄り添った仕事がしたいと改めて思うのです。

ところで、墓じまいで不要となった石やコンクリート、土などの廃材はすべて『 産業廃棄物 』となります。その辺に放置すると『不法投棄』で罰せられます。ですので契約している処分場へ搬入し処分しています。

そして、運べばなんでも受け入れてくれるとも限らないのが現状です”(-“”-)”

業者によっては、持ち込みの規格が決まっていたり、分別が必要になります。特にお墓に使われている石は硬いものが多いので、処分場の業者さんも処分に苦労するらしく、大きいものは小さく割ってから持ち込む、、、という決まりのある場合もあります。中には『お墓』は受け取ってもらえないケースもあります(*_*)

そのため、墓地でいったん回収した石材などは、大きい石はドリルで穴をあけます

そして穴にセリ矢をセットします

叩いて

小さく割ってはじめて処分場へ持ち込みOKとなります。

現場で小さく割ってしまうこともあります。廃材を処分するためには、このような作業を事前にしています。

墓じまいの価格が高いなぁと思われるお客様も多いかと思いますが、当店では産廃処分のルールを守って処分をしているため、どうしてもこういった作業の手間がかかります。

ルールを守らない場合、石材の受け入れが停止される場合もあります。石材の最終処理場は新潟県内においては少ないです。今後も持続的に廃材が処分されるよう、利用する私たちがしっかりルールを守っていく必要がありますので、どうかご理解いただけると幸いです。

 

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