お墓基礎知識お役立ちコラム

お墓の掃除をラクにする工夫

みなさんどのようにお墓掃除をされていますか??
暑い季節になるとお墓掃除が大変ですよね。
実はお墓そうじが少しラクになるポイントはいくつかあるのです。

① 雨が降った後に掃除をする

 晴れた日が続くと石に付いた汚れも乾燥して硬くなります。こすってもこすっても落ちない!なんてこともあると思います。そうなるとなかなか落とすのも大変です。雨が何日か続くと汚れ自体もふやけて取りやすくなります。
ただし、石はぬれていると滑りやすいので、掃除の際には転倒しないように気を付けましょう。

② 掃除のタイミング

 お盆やお彼岸といったタイミングの他に、春の杉花粉が飛散しきって、黄砂が飛ばなくなったら一度お墓掃除をするとお盆のお墓掃除が少しはラクになると思います。

③ お供えする物の種類に気を付ける

 ユリ(カサブランカ)の花は香りも良く豪華でキレイですが、その花粉が石に付くとなかなか落ちません。手や衣服につくとなかなか落ちないのと一緒です。白みかげでお墓を建てた方は色が目立つので気を付けた方がいいかもしれませんね。
また、故人の好きだった酒類をお墓にかける人もいるようですが、以前それがシミになってしまったお客様がいらっしゃいました。かけてもいいですが、そのあと良く水で洗い流した方がいいかもしれません。
基本的に、お供え物や花類は一定の期間が過ぎたら片付けるようにしましょう。

④ お墓の部分によって掃除道具をわける

 お墓の掃除と言えば、昔はタワシでゴシゴシ、、、というのが普通でしたが、今のお墓はキレイに磨いて仕上げられているものが多いです。
タワシなどを使うと細かい傷になるので、スポンジなど柔らかいものを使ってください。金タワシは絶対NGです。
文字の中は使い古しのハブラシなどを使うといいかと思います。文字の中は虫が巣をかけていることが多いので、そういうものを見つけたら取り除いてください。磨きの施されていない(ざらざらしている部分)お墓や外柵、階段の滑り止めなどは普通のタワシやブラシ類でこすっても大丈夫です。
細かい傷というのは白みかげより黒みかげの方が目立ちやすくなります。

⑤ お墓の目地が取れていたら早めに修理を

 石と石のつなぎ目にコーキング(石材用ボンド)で目地が施されていると思います。(お風呂場や台所でよく見るやつです)
目地は石の隙間に水や汚れを入らせないようにし、接着剤の劣化を防ぐ役目も担っています。
しかし、残念ながら目地は永久的なものではありません。紫外線などによって劣化し剥がれてきます。
それをいつまでも放置すると石の隙間に埃や汚れが溜まり、そこから雑草が生えてきます。
雑草の根は私たちが思う以上に長く伸び、雑草の種類によっては納骨室まで至っている事もあります。雑草の生命力はすさまじいのです。
気づいた時に補修すれば、大改修工事を防ぐことができますので、気づいた時に直すのがお勧めです。
当店では目地の補修工事も承っていますので、お気軽にご相談ください。

お墓掃除の参考にしてみてくださいね。
ちなみに、天気のいい日にお墓のお掃除に行く時は熱中症対策を忘れずに。

 

 

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