『挨拶』の漢字に込められた深い意味

徒然日記

こんにちは。高見石材です。暦の上では春を迎えたものの、今季一の寒気が流れ込んでいる新潟県。小千谷店は早朝と昼に2回除雪が必要でした。10年くらい前でしょうか、、、1カ月くらい毎日雪が降り続いた年がありまして、その時は本当に雪のやり場に困るくらいでした。その時を思えば、今年はまだいい方だ・・・と自分を励ます日々です。まぁ、2月節分の時期は一番降る季節なので仕方ないですね。春が待ち遠しいです。

さて、今日は《あいさつ》についてのお話。

『おはよう』『こんにちは』『こんばんは』-。

挨拶とは、人と出会った時や別れる時に交わす言葉で、人間関係の基本となるもの。生活環境になれてくるとついついおろそかになりがちということで、学校や職場などでの『朝のあいさつ運動』なども日常的に聞かれますよね。

挨拶することでその人の体調や気分もうかがうことができますので、その後の会話も弾みます。私たちは仕事がら、様々な思いや状況を抱えていらっしゃるお客様もいらっしゃるので、挨拶のトーンにも気を遣います。

『挨拶』は難しい漢字を使いますが、『挨』は【軽く前に押す】、『拶』は【強く相手に迫る】を意味しているのだそう。相反する意味の二語を並べた挨拶、ちょっと不思議な言葉ですね。

元は『一挨一拶』という言葉で、禅宗で師匠が弟子の悟りの深さを確かめるために繰り返し問答をすることをいいました。よくいう”禅問答”のことです。それが修行者同士の問答を意味するようになり、さらに今のような礼儀的な言葉を表すようになりました。

今では、オンライン画面越しの挨拶も普通になりました。挨拶時には手を振るなどリアルだと馴染みのないオーバーアクションもありますが、これも新たな挨拶の作法になりつつあります。

日常の挨拶では悟りを確かめる緊張感はなくても、相手を思い、誠実な気持ちで言葉を発することは大切にしたいものですね。

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