こんにちは。高見石材小千谷店です。11月に入りました。日が短くなりましたね。冬が近づいていますね。
さて、先日お墓のリフォームのお仕事をさせていただきました。
中越地震の時にお墓が壊れ、棹石が傷ついてしまったお墓。当時は、そのまま組直しをしたのですが年月が経つにつれて、やはり傷が気になるという事でご相談いただきました。お墓自体が大きかったので、今より少し小さくなるけれど傷がなくなるまで削って磨き直して使うか、今と同じ大きさの同じ石で部品交換するかの両方をご提案させていただき、今回は同じ大きさで直したいとのご依頼を承りました。
お墓に彫る字は昭和１7年に建てた当時の字をそのまま使用したいとのお客様のご要望でしたので、ご意向に沿って工事をさせていただきました。昔のお墓の字を使用する時は、、、、
まずは拓本をとります。
スキャナーで１字1字パソコンにデータを取り入れ、石が欠けて形が崩れた部分など必要最低限な修正をします。カーボン紙を使って直接ゴムシートに字を映す場合もありますが、今回のように字自体に破損などがある場合は一度PCに取り込んだ方が忠実に再現できます。
ゴムシートに出力・カッティングをして、石に張り付けます。
字を彫って完成です。今回使用したのは津南産の安山岩です。１尺２寸角の大きいサイズ。新潟では１尺角の墓石が通常サイズですので、２サイズ大きいものになります。
現場にて取付けで完成となりました。
無事に工事も終わりました。今回は高さのある灯篭の丈を詰める作業も施工させていただきました。長年雪囲いをしてきて、毎年大変なので少しでもお墓の管理を簡単にしたいという思いがおありだったそうです。
『お墓の管理』について、年齢を重ねていく中で少しでも負担を減らしたいというご希望の方がとても増えているように感じます。住宅同様に、お墓もリフォームをすることで使いやすく、そして管理がしやすくなります。現状やお客様のご要望に沿って、可能な方法をご提案させていただきます。ぜひお気軽にご相談ください(^^)
