石の紹介 茨城県産稲田みかげ

お墓のこと

こんにちは。高見石材小千谷店です。全国同様に新潟県でもコロナウイルス感染者が増え、小千谷市でも特別警報が出されています。飲食店などの時短営業が主な内容の様ですが、感染を拡大させないためにも、医療の圧迫を防ぐためにも、私たち一人一人が自分にできる感染対策を地道にするしかないな、とあたらめて思います。

さて、本日は石の紹介です(^^)

茨城県産稲田みかげ』をご存知でしょうか。日本の白みかげを代表する白い石です。日本の白みかげの中では一番白い石になります。

稲田石(稲田みかげ)は江戸時代から採掘されており、本格的に採掘、加工がされたのは明治22年頃だそうです。稲田石は墓石だけでなく建築材としても多く使用され、日本橋・東京駅・最高裁判所など様々な歴史的建造物にも使用されてきました。小千谷市でも古くから墓石材として使用されています。大正・昭和初期の建立年月日が刻まれている稲田みかげの墓石も多く目にします。科学成分分析で、稲田石は酸性雨に強く耐久性が強いことが証明されているだけあって、石材自体の風化のスピードは他の石に比べると遅いように思います。新潟県では神社や寺院でも好まれて使用されることが多いです。

稲田みかげのお墓

年月が経っても白くてきれいです。白が強いので、お墓がパッと明るくなり、優しい印象をうけます。

 

弊社では茨城の稲田石の採掘元から直接原石を買い、自社にて加工して販売しています。稲田にも黄色っぽいもの、石目の細かいものから大きめのものまで、採掘された丁場などによって様々なものがあります。弊社で使用しているものは、比較的目の大きいもので、他の稲田より少し青白いといいますか、、、白い石です。もちろん1級品です。稲田は等級があります。1級品は主に墓石材に使用されるもので、錆が出ないものです。2級品は建築材などに使用され、錆がでるものが多いです。同じ稲田でも1級品と2級品では違いも大きいので、販売店などにしっかり確認してお買い求めください。また、中国や韓国などとても似ている石が多いですが、質は全く違うので要注意です!

稲田は全国的に見ても、国産の他の産地の白みかげに比べるとお買い求め安い価格なのもいいところですね。

小千谷店では稲田みかげの墓石を常時展示中です。ぜひお気軽にお立ち寄りください(^^)/

 

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