滝見観音様移設工事  ~ 西山日光寺 @新潟県阿賀町津川 ~

お墓のこと 石仕事

こんにちは。高見石材小千谷店です。

個人的な事ですが、先日ようやくコロナのワクチンの1回目を接種してきました。接種した日の夜は腕が打撲の時のような痛みでしたが、翌日夕方、悪寒・発熱・関節痛(>_<)2回目は熱が出る人が多いよ、と聞いていたので、自分も1回目は副反応が大したことないだろうと思い込んでいました。朝には熱も下がり腕の痛みも嘘のように消えましたが、2回目の接種がものすごく恐怖です(-“-)熱が出ている中、こんな感染症さえ流行らなければこんな思いをすることなかったのに・・・と心底思いました。でも本当に感染したら、こんな程度では済まないのだろうと思います。副反応に耐えます(*_*)

さて、先日阿賀町津川の日光寺様に工事にお伺いさせていただきました。今年の大雪で倒壊してしまった弘法大師様と旧道沿いにあった弘法大師様の移設工事です。

趣のある境内に合わせ、真新しいピカピカしたものではなく、風景になじむような台座にとのご意向で、津南産見玉石(安山岩)を使い、あえて磨きをかけない仕上がりに加工しました。滝見観音様は近くの滝の方角を向いていらっしゃいます。

弘法大師様の台座も見玉石を使い、側面を割肌っぽく仕上げてほしいとのご意向に合わせ、加工しました。この後は大工さんが社の工事に入るそうです。完成はもう少し先になりそうですね。

津南産の安山岩は落ち着いた濃いグレーの色をしています。元々の風景に調和したような台座・日本庭園・神社・お寺など趣のある場所によくマッチします。磨くとさらに色が濃くなります。花崗岩に比べると艶持ちは劣りますが、日本の風景や自然と調和しやすい印象を与え、時間の経過と共に独特の風合いを増す石です。そういった時間とともに増す良さは花崗岩より勝っていると思います。神奈川県の小松石、県内だと上越市で採掘された千草石などと同様の分類です。津南町にいくと地元の石というだけあって、墓石にもたくさん使われています。

 

 

 

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