こんにちは。新潟県小千谷市・津南町の高見石材です。
様々な供養スタイルや生活スタイルの変化により、年々増えている『墓じまい』。
墓じまい工事というと、今あるお墓を解体しお骨を取り出し、更地にして墓地を返還する流れとなりますが、立地条件によって様々な工事が必要となってくる場合もあります。
今回は【隣接墓地の擁壁を作る必要がある場合】の事例です。
下の写真は、お墓や外柵・基礎コンクリートなどはすべて解体し、仕上げに草止めのコンクリートを薄く打設して返還する必要がある場合の墓地の案件です。
墓と台座を解体撤去すると、隣の墓と後ろの通路の土の層がむき出しになってしまいました。昔からある墓地では、地形を利用してお墓を作っていたと思われるケースもあります。
このままでは倒壊の危険が高いので、こういったケースではコンクリートで擁壁を作ります。
最後に危険防止対策として、後ろの通路に手すりを取り付けました。お墓があった敷地には草が生えないように薄めにコンクリートを打設して完了です。
墓じまいといっても、場所によってはこれだけの工事が必要となるケースもあります。
墓じまいは実際に工事に取り掛からないと、見えない部分が多い工事です。
『隣のお墓の台座に石が入っていなかった』『台座の中身が土ではなくコンクリートだった』『基礎コンクリートに鉄筋が入っていた』・・・想定外のケースで追加工事が発生してしまう場合もあると思うのです。その『追加工事』がいくらかかる不安だと感じるお客様もいらっしゃるかと思います。
私たち高見石材では、墓じまいの見積り時には、やってみないとわからないことがある場合には、費用が掛かることを想定して見積りを作成させていただいております。
実際に工事をしてみると、この工事は必要なかった・・・なんていう場合ももちろんあります。そういった場合は請求時には、実際に工事にかかった分のみでのご請求とさせていただいております。
工事の詳細は、工事中に写真を撮って最後にお渡しさせていただき、確認していただいておりますので、安心してお任せください。
