墓地で実感『焼け石に水』

徒然日記

こんにちは。新潟県小千谷市の高見石材です。8月に入りました。お盆ももうすぐです。

お盆はご先祖様の魂が家に帰ってくると言われており、お墓参りを計画されている人も多いのではないでしょうか。ご先祖様へ日頃の感謝を伝えたり、家族のつながりを再確認すえう大事な行事ですが、この時期は夏の真っ盛り。炎天下での時間をかけたお墓参りや掃除をすれば熱中症になりかねません。

何より墓石は触れて火傷をしそうな熱さで、柄杓で水をかけてもすぐに蒸発してしまします。まさにことわざの『焼け石に水』状態です。

墓石がこれほど熱くなる理由は、石の蓄熱性にあります。灼熱の太陽の光を浴び続けて蓄積された石の熱はなかなか冷めないので、お墓参りは太陽が上がりきらない〝午前中”に行くのがオススメです。

一方で、夏は草がどんどん生い茂ります。久しぶりに行ったらお墓が藪になっていた、なんてことも。

こうなると少しくらい草取りをしても、これからまた『焼け石に水』です。だからといって夏場にたびたび掃除に行くことも難しいですよね。ならば、一度の掃除を効率的に行いましょう。

石屋からのアドバイスとしては、掃除が手際よくできるように草取りの道具など、専用の道具を持参すること。日除けとなる長袖・長ズボンの着用や水分補給などの暑さ対策も忘れずに。ちなみにお掃除は前に進みながら行いましょう。後ずさりしながらの作業は、灯篭などに気付かす、ぶつかる可能性があるので危ないですよ。

夏のお墓参りは準備万端にして、効率よく短時間で『焼け石に水』に対処しましょう。

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