ダイヤモンドと墓石の関係とは!?

徒然日記

こんにちは。新潟県小千谷市の高見石材です。4月になりました。新年度の始まり。新しい季節は心もウキウキしますね。

 

4月の誕生石といえばダイヤモンド。『永遠の輝き』をキャッチフレーズに婚約指輪に使われる最高級の宝石ですが、実は私たち石屋とも深い関係があります。

ダイヤモンドの和名は『金剛石』。『金剛』は、お経にも登場する言葉で『金属の中で最も硬いもの、何にも破壊されない強固なもの』という意味があります。大きな特徴である『硬さ』が名前に表されているんですね。お寺の入り口で睨みをきかせる金剛力士像が手にもつ武器・金剛杵(こんごうしょ)は、ダイヤモンドでできているのだとか。

同様に『ダイヤモンド』も『極めて硬い』を意味するラテン語に由来しています。そんなことからも元は硬さが一番の特徴とされていたことがわかりますね。

ダイヤモンドを美しく光らせる研磨の加工方法が確立されたのが16世紀。それまでは宝石としての評価は低く、色鮮やかなルビーやサファイアの方が人気だったといわれています。

現在、採掘されたダイヤモンドの約8割は工業用として利用されています。この工業用ダイヤモンドの登場によって、石を切ったり磨いたりする石材加工技術が飛躍的に高まりました。

例えば、墓石加工の現場でも、石を切断する際は円盤状のカッターを使いますが、実はそのギザギザの刃一つ一つにもダイヤモンドの粉が含まれています。

よくよく考えてみると、宝石店、石屋の両方に縁のある『強くて美しい』宝石はほかになく、石としての魅力がより感じられますね。

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