こんにちは。新潟県小千谷市の高見石材です。暖かな陽気で残雪も日に日に少なくなります。積雪が多い地域でも3月末~4月中旬には、墓地の雪が消えるのではないかと思います。
雪が消えたら、墓地の清掃を兼ねお墓の点検に行くことをお勧めします。
石が動いていないか、目地ははがれていないか、小物は壊れていないかなどチェックしてみてください。
雪の多い地域では、毎年雪害によってお墓が壊れたりするケースがあります。特に石材コーキング(ボンド)がない、昭和の時代に建立したお墓は『モルタル』で接着されています。モルタルは石材コーキングのような強度はありません。どうしても壊れやすい傾向にあります。
今年もすでにお彼岸にお墓に行ったら石がずれていた、、、というお客様からの問い合わせをいただいております。やはり昭和の時代に他社にて建立されたお墓でした。
壊れる原因としては以下の原因がほとんどです。
- 雪の消え方が均一ではない(日が当たる方は早く溶け、日陰は消えるのが遅い)ので、石に一方方向への負荷がかかり、動いてしまう。傾斜地はその傾向が強い。
- 施工時に使用した接着剤が劣化し、石の隙間に雪解け水が差し込む。その水が寒い日に凍り、気温が上昇して溶け出すときに、石をすべらせてしまうため、石が動く。
石が動いたまま放置すると、隙間から水が差し込んだり、雑草が生える原因になります。また次の冬にさらに壊れる可能性が高いです。
比較的新しいお墓も、目地が劣化すると凍結による損傷や、雑草の原因になります。劣化が気になりましたら早めに補修することをお勧めしています。
お気軽にご相談ください。