こんにちは。
気温が上がり、雪解けが進みます。
小千谷店の裏山には↓
春が確実に近づいています。
現在の津南町見玉の工場↓
津南では春彼岸にお墓が雪の中に埋まっていても、おそらくこの辺にうちの墓があるであろう所に、ロウソク・線香を立ててお参りします。
今年も雪が多いので、お彼岸に雪解けが間に合わなそうです。
さて、来週は春のお彼岸です。お寺では『彼岸会』とし、法要がおこなわれますが、これは平安時代の朝廷ではすでにあり、江戸時代に庶民にも広まったといいます。『彼岸』は『至彼岸』の略で、サンスクリット語の『パーラミター』に由来し、悟りの世界に至ること、またその修行を意味しています。般若心経の一節にある『波羅蜜多』も同様の意味です。悟りに至るまで6つの修行(布施、持戒、精進、忍辱、禅定、智慧)を六波羅蜜といい、お彼岸の1週間のうち、6日はそれぞれの修行に費やし、中日は先祖に感謝する日とされています。
このように、一見、仏教の意味合いが濃い行事に思われますが、他の仏教国にはない行事だそうです。
考えられる理由の一つには、日本は四季の変化がはっきりしているからではないでしょうか。特に天気に対して鋭敏な感覚を持っていた昔の人にとっては、冬から春へ季節が移り変わる境界の日は重要な日だったのではないかと想像します。
また、農業での作付けや収穫などの目安としても重要な日でもありました。
そんな大切な日を家族だけでなく、先祖様とも愛おしみたいというのは、自然な流れだったのかもしれません。
春は様々な旅立ちや出会いの季節です。この春彼岸にはぜひ仏壇・お墓を参られて、新たなスタートや抱負について、ご先祖様に話されてみてはいかがでしょうか。