こんにちは。近くの山々が白くなりました。
先日、津南町にてお墓の直し工事をさせていただきました。
東日本大震災の翌日、長野県栄村でも震度6の地震を観測し、隣接する津南町でも大きく揺れました。
その際にどうやら石が動いてしまったようなのですが、お客様は年々開いた隙間が大きくなっていくので気になっていらっしゃったそうです。
建立したのが昭和50年代。当時は金具やコーキングもまだない時代ですので、そういった時代のお墓はどうしても地震の揺れに弱くなります。
今回は、動いてしまった部分からの組直しになりました。耐震金具を使い、石材用ボンドで接着しました。
作業前↓
作業後↓
石が動いてしまった場合、それを放置すると冬期間に隙間に水が入り、その水が凍り体積が大きくなって石を動かしたりします。放置するとどんどん隙間が開く場合もあります。また、傾斜地では雪が解ける時に石を引っ張ってしまい動く事もあります。寒冷地・豪雪地ならではの現象です。
現在は金具やアンカーを併用してお墓を建立するのが当たり前になっていますので、このようなことはありませんが、古いお墓はそういったものがない時代でしたので、どうしても石が動いてしまう事があります。
当店ではお墓の修繕(直し)も承っております。お気軽にご相談ください(^^)/