9月に入りました。お盆以降、連日猛暑が続いています。新潟ではお盆を過ぎれば涼しくなり、秋の気配を感じるのですが、、、これも異常気象なのでしょうか。
さて、今日は供養の食について書いてみようと思います。
昔からお彼岸の和菓子と言えば「おはぎ」「ぼたもち」。どちらとももち米とうるち米(ご飯になるお米)を混ぜて炊き、つぶしてあんこをつけたものです。つまり、どちらも材料は一緒で、春と秋のお彼岸によって呼び方が異なります。春に咲く牡丹の花にかけて「ぼたもち」(牡丹餅)、秋に咲く萩にかけて「おはぎ」となるのだそうです。また、花の咲く様から、つぶあんのものをおはぎ、こしあんのものをぼたもちとしているところも多いようです。(地域性や諸説はあるようです)
「暑さ寒さも彼岸まで」という四季の変化に富んだ、日本ならではの言葉があります。そんな日の御馳走に、昔の忙しい農家では、おもちより簡単に作ることのできる行事食として、この「おはぎ」「ぼたもち」が今のように定着したのかもしれません。
ちなみに、我が家では昔から通年通して「ぼたもち」と呼ぶ派です。