こんにちは。高見石材です。7月ももう終わりですね。今日はさすがに暑いです。墓地で仕事をしていると、帰省したと思われる人がお墓参りに訪れているのを見かけるようになりました。コロナウイルスが流行っているので、前倒しでお墓参りなのかなぁ、、、なんて勝手に想像しています。
先日、南魚沼市大崎の八海山尊神社里宮の玉垣設置のお仕事をさせていただきました。宮司さんから見玉石で作ってほしいとのリクエストをいただき、自社にて制作しました。
里宮までの道は、長~い階段を通っての作業。苔のいい感じの参道を壊したくないので、手で石を運んだので少し大変でした。
真新しく青い見玉石(安山岩)ですが、早くまわりの景色となじむ様にあえて研磨をしていません。安山岩は庭石に使われたりすることも多く、苔が付きやすかったり、時間と共にアジが出てくる石です。こういった厳かな場所にはピッタリだと思います。神様が喜んでくれるといいなぁ。
八海山尊神社の皆様、氏子の皆様ありがとうございました。
さて、そもそも玉垣ってどういった意味合いがあるかご存知でしょうか?
玉垣に囲まれた部分は『神域』とされています。神域とそうでない場所を区別する物が玉垣です。
里宮の場合も、新しく設置した玉垣の左奥は、その昔、神様が修行された神聖な場所であるとされているため、一般の人は入れないとされているエリアです。今回雪で木製の玉垣が破損してしまったため、新たに石で玉垣を設置しさせていただきました。玉垣にはそういった目印となる役割があります。
石でなくとも、木製や植物で玉垣を設置している神社もあります。神社に参拝に行く際には、マナーを守って気持ちよく参拝するためにも、ぜひそういったところにも注目してみてはいかがでしょうか?