数珠の玉の数に込められた意味

徒然日記

こんにちは。高見石材です。4月。桜の季節です。小千谷市でも桜をところどころで見る機会も増えてきました。気持ちもウキウキする季節ですね。現段階で新潟県はコロナウイルスの感染状況も高いので、対策をしっかりして楽しみましょう!!

さて今日は数珠の話を少し書こうと思います。

お坊さんがお経を読む際に手にしている数珠。お葬式のときには、私たちも数珠を手にかけます。珠は水晶などの石の素材のものや、黒檀や紫檀などの木の素材、お釈迦様が悟りをひらいた菩提樹の木の実を使ったものもあります。

キレイな石の珠の数珠は一見アクササリーのようですが、数珠には珠の数に意味があります。正式なものは108個。これは除夜の鐘の数と同じで、煩悩(悩み)の数を表わしています。

その内訳とは、以下の4種にわかれます・

  • 六根・・・眼、耳、鼻、舌、身、意 の6つの感覚器官
  • 三不同・・・好、平、悪 の3つの感じ方
  • 染・浄 の2つの感じ方の程度
  • 三世・・・現在・過去・未来 の3つの時間

以上の 6×3×2×3 をかけ合わせ数が煩悩の数と言われています。(※そのほかに諸説あるそうですが、、、)

この珠の回数を数えながらお経を読み、煩悩を消していくといわれます。珠の数には略式として108個の半分の54個、4分の1の27個のものもあります。滞在時間の短いお墓参りにはちょうどいいかもしれませんね。

このように、私たちの生活の中で頻繁に聞く話ではないにしても、初七日や四十九日、13回忌・・・等、仏教の教えの中には不思議な数が頻繁に出てきます。難しい数学の公式のようでちょっと敬遠したい気持ちになりますが、その意味を知るとお釈迦様や昔の人達はよくこんなことを考えたなぁと驚くばかりです。

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