石屋の仕事 ~磨く~

石仕事

先日の事。冷えるね~と、朝工場に入るも、水が出ず、、、、工場の水道が凍りました💦
いやまさか凍るなんて思ってもみず、ぬるま湯をかけたりしましたが、結局夕方まで使えず。こんなに冷えたのは久々なんじゃないかと思うくらいの朝でした。
そういえば、祖父が仕事をしていた時もこんなことがあったなぁとぼんやり思い出し、用心せねば・・・と肝に命じた次第です。

雪が降った日は除雪に明け暮れる日もありますが、冬期間、工場では墓石の加工をしています。
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お客様に、お墓の艶は研磨剤など使っているのか?と聞かれることがありますが、研磨剤などの薬品は使用していません。研磨盤を使用して、水のみで磨いています。研磨盤も使う順番があって、順番ごとに丁寧に仕上げないと、艶がでません。白みかげで7種類、黒みかげで9種類の研磨盤を順番に使用し、ようやくピッカピカ✨な艶がでます。石の性質によって、磨く力の入れ方が違ったりするので難しい、時間のかかる作業です。
昔はどこの石屋さんでも自分の工場でお墓を作って販売していたのですが、近年では輸入した墓石を扱う石屋さんが増えたので、こういった風景も少なくなったと思います。
それでも新潟県内は全国的に見ても自社加工している石屋さんが多いのだそうです。残していきたい作業・技術の一つです。

大きな面などは機械で研磨をしますが、機材の入らない細かい部分などは写真のように手磨きをします。自社加工品は、輸入製品の墓石よりも、艶がありますし艶も長持ちします。
おススメです!!

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